2009/09/24

【Japan】白山の雲海に浮かぶ素晴らしい朝日





 ナマステ!

 2008年の9月に銚子ヶ峰に登ったとき(白山登山の演習で銚子ヶ峰へ)に来年は白山登山を弟家族と約束したので、9/20,21日と山小屋(室堂)に泊まり本格的な登山をしました。白山は富山県、福井県、石川県にまたがる2702メートルの山で富士山、立山と並ぶ日本三霊山です。フランス語で「モン」が「山」、「ブラン」が「白い」で、山の形も似ているため日本のモンブランとも呼ばれています。頂上付近はすでに紅葉が始まり美しい高山の草原、そして夕日、夜の星空、朝日と心を感動させる景色のオンパレードです。平瀬道で登り5時間、下り4時間とハードでしたが、弟の中学生の子供たちもコンデンスミルクを舐めながら無事登頂、下山ができました。私は3日もたつのに足はガクガク、風邪気味で、もう少し足腰の筋肉を鍛える必要がありそうです。

※写真は雲海と日の出(Clickすると拡大)
           

2009/09/14

【 Switzerland】ミッテルレギ小屋からのビジネス


 9/12日に辰野勇さんの講演を六本木の富士フィルムで聞いて来ました。辰野さんは21歳のときにアイガー北壁、マッターホルン北壁を登り、その後に株式会社モンベルというアウトドアグッツの会社を設立した人です。彼は16歳のとき、国語の教科書にあるアイガー北壁を初登庁したハインリッヒ・ハマーさんの著書「白い蜘蛛」の一節(7名が雪崩で遭難)から、日本人としてアイガー北壁に挑戦したいと志を抱き、そしてコツコツと貯金をはじめたそうです。そして、シベリア鉄道でスイスに入り、グリンデルヴァルトの牛小屋(アルピグレン)で40日間天気を待ち、アイガー北壁の第2登頂に最年少で成功しました。その後、マッターホルン北壁をも制覇しました。
(グランド・ジョラスは日程的に無理だったようです)

 モンベルはグリンデルヴァルトにお店があり、日本のアウトドアメーカーの店があるなんて、と最初にスイスに訪れたとき(2007年)に驚いていたのですが、今回の講演でその理由が分かりました。アイガー東山稜(ミッテルレギ)の初登頂を行った槙有恒さんの寄付(50%)で東山稜にミッテルレギ小屋が建てられたことは以前にご紹介(ロンドン、ルツェルン、メンヒヒュッテ、アイガートレイル)しました。90年程前のことですが、その後にグリンデルヴァルトは日本人の登山家や観光客で潤い、アイガー北壁を登頂した辰野勇さんも人間的なお付き合いを現地の人たちと続けていました。グリンデルヴァルトの村長さんからの勧めで店を構えたそうですが、場所はCoopの隣の一等地です。大資本で市場調査を行い一等地に店を構えるという海外進出もひとつの方法でしょうが、槙有恒さんからはじまった人間的なお付き合いからアライアンスが育まれてビジネスなる。こういう方法どう呼べばいいのか分かりませんが、ここでは

「ミッテルレギ方式」

と呼ぶことにします。もちろん店が繁盛しないとビジネスは意味がないので、ここからが大変なのですが、、、

※写真はClickで拡大、グリンデルワドルのホテルから、夜の9時のアイガー北壁

 このblogでも紹介した冨田洋さんの「アントレプレーナー富田洋さんと人道目的の地雷除去支援の会」には日本の大企業の方々が多く参加されていましたが、その後のタイ(東南アジア)でのビジネスはスムースだったのかも知れませんね。

 以前に「家庭で作るトルコ料理」から作った料理(バルク・チョルバス、チョップシシ)が今ひとつだったので、味を覚えようとこの本の著者が学んだというアナトリアで食事をして帰りました。イラク人の団体さんが隣にいたので、帰り際に

「مع السلامة」

と言ったら、通じたようで「こんばんわ」と日本語で返されました。
早く「アラビア語の白い蜘蛛」を脱出したい...

               

2009/09/07

【Japan】真鯛? ワラサ(ブリ)は食べ切れない!


 9/5日の土曜日にはじめて相模湾の真鯛釣りに挑戦しました。佐島のつね丸という鯛釣り専門の船宿から朝の6時に出港。夜中の3時からレンタカーを借りて佐島に行くのですが、真鯛釣りは朝方が釣れるのか、朝6時発が多く、東京都内からはつらいものがあります。釣果はワラサ2匹とイナダ10匹。ワラサもイナダもブリの子供で、大きさにより出世魚で呼び名が変わります。関東では35から60cmをイナダ、60-80cmをワラサと呼び、80cm以上をブリと呼んでいます。ワラサはワイフも1匹あげましたが、かなり腕が疲れます。餌の交換などは50m以上の棚なので電動リールで行いますが、釣れてからは糸が切れないように腕でゆっくりと上げます。 今回は真鯛の顔は見れませんでしたが、まずまずの釣果なので、西麻布2丁目の鮨屋やお惣菜バーの方にもらってもらい刺身、焼き、ブリ大根などでいただき、残りは切り身を冷凍しました。来月からは肝の詰まったカワハギの季節になりますので、新鮮でおいしいカワハギを肝醤油いただけるのです。こういうのは釣り人の贅沢というか、しやわせというか、釣りたてはうまさが違います。