2012/09/11

【Japan】大間のマグロと八甲田山、十和田湖、奥入瀬渓流



 毎年数回はトレッキングをしますが、去年は焼岳(焼岳のモルゲンロードと霧の大正池)で全行程8時間45分もかかってしまい、ワイフにはかなりハードだったので、今年は八甲田山を選び、9月7,8,9日と青森に行きました。

 新青森まで新幹線も開通したので、トレッキングついでに青森の各所の観光もしたいと、まずは七戸十和田の駅でレンタカーを借りてマグロの一本釣りで有名な下北半島の先端、大間町まで足を延ばしました。途中で原発のWasteを再処理する六ケ所村の近くを通り過ぎると、下北半島の先端に着きます。9,10月は大間の生マグロの季節なので、さっそく生マグロで有名な「海峡荘」に立ち寄り、「まぐろだけ丼」をいただきました。

 新鮮な魚は漁港に行けば食べれます。例えば、石垣島のマグロ(石垣島のマグロ、西表島のカヌー、沖縄本島でステーキ)は朝とれのプリプリですし、高知の朝とれカツオ(土佐の初カツオ、山口一豊の妻 千代は郡上八幡城主の娘?)の藁焼きなどは現地でないと食べれないおいしさです。しかし、イカやシメ鯖などは1日おいた方がおいしいように、魚は熟成させた方がおいしい場合もあります。近所にある「海味」(開拓した西麻布周辺の鮨屋)という鮨屋で、熟成させた大型のハタや、2週間熟成させたコハダの味に感動したことがありますが、腕の良い料理人が、大間のマグロを熟成させたらさらに深みのある味に昇華するのではないでしょうか。

 青森市に戻り、ホテルでTVを付けると原発のWasteの六ケ所村再処理工場の行末の話題が各チャンネルで一杯です。今まで日本原燃は地元に4000億円以上をばら撒いていたようですが、六ケ所村で再処理を行い、敦賀のもんじゅで活用するというシステムは「出口」で辻褄が合いません。
原発大国のフランスではWasteは高値でドイツに売り、その後ドイツがどうするかは知らないという立場で終わります。ドイツはWasteを低値でロシアに売り抜け終わり、ロシアはシベリアのどこかに鉄道で運ぶことで辻褄を合わせているようです。
狭い地震島国の日本ではロケットで太陽にまで運び捨てる方法ぐらいしかないのではないかと思いますが、実現はROI的にも無理でしょう。


 さて、翌日は朝早く、八甲田登山口の1000人風呂で有名な酸ヶ湯温泉に向かいます。八甲田山は、八甲田大岳で1584mとそれほど高い山ではありません(写真は右が大岳、左は井戸岳+赤倉岳)。登山道は非常に整備されているので、登り易い山です。笹の群生が1.5mぐらいあるので、雪は1.5mぐらい積もるのでしょうか。(笹の高さは冬の積雪と同じ)


 登頂から下山まで5時間15分と昨年の焼岳8時間45分よりはライトですが、急勾配なので楽ではありません。


 下山後、十和田湖のフエリーに乗りましたが、太陽の光が湖面を照らし、船の揺れが少しだけ眠りを誘い、心地良い疲れとなりました。


 登山後の宿の奥入瀬渓流ホテルに向かいます。このホテルは星野リゾートグループのホテルで人気があるのか、ロビーは団体客で一杯です。バイキングや温泉がうるさいだろうなと嫌な予感がしましたが、団体客のお陰で私たちは特別室に追いやられました。この特別室は奥入瀬渓流が一望でき、部屋も広く、通常料金でいいのかなという豪華な部屋でした。


 翌日は生憎の小雨でしたが、奥入瀬渓流を2時間程度歩き自然を満喫。八甲田山登山が目的でしたが「海」「山」「湖」「渓流」と「じょっぱり」のたくさんいる地?を短期間で楽しめました。