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2009/06/05

【USA】アッサラーム・アライクムとオバマさん


 オバマ大統領が2009年6月4日にエジプトのカイロ大学で講演し、最初の挨拶で、

「アッサラーム・アライクム」

と言っていましたが、オバマさんは大丈夫だろうか。

 1年前の2008年の同じく6月の選挙戦のときに、AIPACというロビー団体での発言は以下のようでした。ラビンさん(パレスチナの水問題とオスロー合意)のこともあるので少し心配ですね。

■「エルサレムはイスラエルの首都」とオバマ候補■

 次のアメリカ大統領選挙で民主党候補となるバラク・オバマ氏は、AIPACの会合で演説、「エルサレムは、分割されることなく、イスラエルの首都でありつづける」と述べた。「私は断言する。イスラエルの安全保障は絶対不可侵だ。パレスチナ人とのいかなる合意も、ユダヤ国家としてのイスラエル承認、その防衛可能な国境を確保するものでなければならない」と強調、イスラエルのエルサレム地区併合支持を表明した。AIPACに招かれたオバマ氏のライバル、ヒラリー・クリントン上院議員は、「オバマは必ずイスラエルのよき友となる」と語った。オルメルト首相は、オバマ候補の演説について、「力強い発言に感銘を受けた」とコメント。AIPACでは、4日に、共和党大統領候補のジョン・マケイン上院議員が、エルサレム=イスラエルの首都論支持を表明している。一方、アッバース大統領は、記者団に対し、「このステートメントはきっぱり拒否する。世界の人々はエルサレムが1967年に占領された土地であることを知っている。エルサレムを首都としないようなパレスチナ国家は受け入れられない」と語った。また、ガザ地区ハマースの報道官は、「オバマもマケインもアラブ=イスラエル紛争に関して、われわれと敵対していることで、何の変わりもない」と述べた。(6/5 Haaretz、Reuters)

2009/06/02

【USA】GMと石油産油国


 GMがついにChapter11となりました。裁判所の管理下で経営再建が進めら れると思いますが、私は一度だけ働いていた会社がChapter11になったことがあります。Chapter11の最中はビジネスがまったく成り立たないので暇と言えば暇ですが、先行きが不透明というつらさがあります。そのときは裁判所により会社が分割され、1年以上かかり分割されたひとつの部門の日本の子会社に移動しました。今回のGMのChapter11はなるべく早く再建できるかどうかが再建の成否を握るポイントなのでしょう。夏ごろにはアメリカの不動産価格も底を打つようですが、不測の事態がなければ底からのV字回復でなく低迷が続き2010年にはアメリカは景気脱出期に入ると思います。ヨーロッパがそれに連動できるかどうかも日本の景気脱出には影響すると思いますが、ハードパスか、ソフトパスでまとめたように、どうやって景気が回復していくかが問題です。化石燃料からの脱却がテーマとなるイノベーションが今後どんどん生まれてくると、石油産油国はどうなって行くのでしょうか。 単純な問題ではありませんが、そこにはビジネスのニーズがありそうですね。 私の仕事ではありませんが...

2008/10/20

【USA】ケネディ宇宙センターのサタンロケットとシステム工学


 10/14、15、16、17とオーランドに出張でした。オーランドというとディズニーワールドリゾートやユニバーサルスタジオなどのアメリカ的な大規模なリゾートで有名ですが、NASAのロケットの打ち上げ基地であるケネディ宇宙センターもここにあります。

 11日に到着したので観光でケネディ宇宙センターに行って来ました。10日に打ち上げ予定のスペースシャトルの打ち上げが延期になったために2台のスペースシャトルが発射基地にスタンバイしていました。2010年でスペースシャトルの打ち上げプロジェクトは完了し、次はオリオンという有人月面着陸計画がはじまるそうです。

 有人月面着陸というとアポロ計画が有名ですが、そのとき発射できなかったアポロロケットがここには展示されています。これぞアメリカ、これがシステム工学の成果と、感動をしてしました。今でこそアメリカは衰退、金融工学でがたがたの状態ですが、このシステム工学はすごいと思います。

 それにしてもケネディ宇宙センターでの昼食はファーストフードですが、皿もコップも使い捨てで、たくさんのごみが出てしまいます。これを見ると、アメリカがシステム工学の中に環境を要素として取り入れるという発想はなかなか出てこないのではと思ってしまいます。どのホテルもクーラーが効き過ぎで…

 これから大変と思われる経済状態でも石化燃料使い放題という国民性なのですね(笑)
 もっとひどくならないと気が付かないとも言えますが...

2008/07/09

【USA】ハワイ島のマンタと満天の星空


 7月2日から8日までハワイ島に行きました。オアフ島(ワイキキ)には2回ほど行ったことがありますが、ハワイ島ははじめてです。スキューバーダイビングが目的でしたが、夜のマンタダイブにも挑戦しました。マンタは日本の石垣島が有名ですが、石垣に来るマンタは寄生虫をベラに掃除してもらうために出没します。ハワイ島のマンタ(YouTubeの映像)は、固定した水中ライトとダイバーの懐中電灯からの光に集まったプランクトンを食べに来ます。水深11mの水底で手に持った懐中電灯に激突するほど近くまで大きな口を開けてマンタが泳いで来ます。今回は10匹程度のマンタがグルグルと回遊しましたが、この世のものとは思えません。 そして今回は宇宙に一番近い山と言われるマウナ・ケアにも車で登りました。4205mという標高と澄んだ空気が宇宙観測に最適と各国の天文台があります。さすがに4000mを超える山の頂上に立つのははじめてで、空気が薄く、足元がフラフラしました。雲の上の夕日を眺めていたと思ったら、一気に闇夜。そして急速に気温が下がり、澄んだ冷たい空気の中で満天の星空との出会いです。北斗七星のアルコルや、日本では南の島でないと見ることができない南十字星まで見えます。自分の星座である蠍座の600万光年先のアンタレスを見るのもはじめてです。天の川が星の集まりで霧のように輝いていることも知りました。これだけの多くの恒星の光で眼が慣れてくると周囲が明るく感じてしまいます。

 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読みたくなり、Amazonに挿絵付き童話を注文しました。 夜のマンタと満天の星空で感動の夏休み(その1)でした。