2011/07/04

【Japan】鮎、アマゴの天ぷらと金太郎温泉の白エビ

 7/1、2日は故郷に墓掃除と墓参りに行って来ました。父親の命日が7/11日なので、毎年その前後に温泉旅行を兼ねて田舎に帰ります。昨年は長良川の天然ウナギが取れたら連絡を入れてもらい、それから新幹線、温泉宿をとりましたので、おいしい天然ウナギ(実にうまい長良川の天然鰻と下呂温泉)を食べることができました。今年は富山経由で行こうと先に飛行機と金太郎温泉を予約し、天然ウナギが獲れたら食べたいと、いつもの「いろり料理 さくら」にお願いしておきました。羽田、富山間は飛行機で40分、富山から郡上市は車で2時間なので、10:30には到着し、墓掃除を始めました。お盆までに親戚の人たちがお参りに来るので、雑草を抜き、木の枝を剪定し、墓石を磨きます。昼には終了し、1年ぶりに町内の親戚やら知人を2、3件挨拶に顔を出し、いよいよ昼食です。


 「いろり料理 さくら」の入口に水槽があり、アブラハヤと小さいアマゴ(手前)が泳いでいました。このアブラハヤは地元では「クソンボ」と呼び、釣れたら捨てる魚です。ウグイやオイカワも同様の扱いです。ところが、長野県の人はウグイを、産卵期は濃いオレンジの線が側面にできるので、アカウオと呼び、食べています。関東でベラが釣れても食べず、関西では食べるのと同じことで、地域により食習慣が違います。久しぶりに「クソンボ」を見たのですが、こうして水槽で見ると意外と美しい。誰が名付けたか知りませんが、もう少しおいしそうな名前だと良かったのに、と思った次第です。


 大きな水槽に水が溜まる最中ですが、イワナが暴れています。それにしても水が綺麗。


 どうやら今年は漁が不作で、天然ウナギの顔を見ることはできませんでした。普通のウナギをいただきましたが、関東のように蒸すかば焼きでなく、そのまま炭火で焼いたカリカリ感のあるウナギに大満足です。


 鮎の天ぷらも追加しましたが、背ごしにできる初夏の骨の柔らかい鮎で、長良川の綺麗な藻を食べており、ほろ苦さがおいしい。


 そしてアマゴの天ぷら。おそらく川魚で一番おいしいのはアマゴではないと思いますが、特においしいのが10㎝以内の小さいアマゴ。

 満腹になり、一路車で金太郎温泉へ。


 4時ぐらいに到着しさっそく温泉に入りましたが、ここの湯は山の硫黄の温泉と海辺の塩分の濃い温泉の両方を足したようなお湯です。蔵王温泉(蔵王連峰と斉藤茂吉)と土肥温泉(西伊豆 土肥温泉と浜岡原発)を混ぜたようなお湯。魚津港まで車で10分程度なので刺身もコリコリでした。


 写真は富山湾の名物白エビ(干物、昆布〆、刺身、釜揚げ)の盛り合せ。ホタルイカの旬は終わっており、沖漬けなどをおいしくいただきました。


 富山湾の深海2,700mから海洋深層水を汲み出し逆浸透圧膜(RO膜)で淡水化し販売しているところがあり、近所の方々が水を購入していました。海洋深層水利用学会の個人会員としては、はじめて見るRO膜の淡水化プラントでしたが、珊瑚などの生態系を壊さず取水できる海洋深層水は、今後中東でも役に立つことと思います。


 7/2日の夕刻には自宅に到着し、翌日の日曜日は福井県のアンテナショップで越前大野の半夏生鯖(半夏生鯖がノルウェー産!)を購入し、田舎の隣村である越前大野の味も楽しみました。

 来年は長良川の天然ウナギが食べれますように!