2011/06/13

【Japan】蔵王連峰と斉藤茂吉


  6/11,12日と結婚記念日で蔵王連峰の軽いトレッキングと蔵王温泉に行って来ました。去年は伊香保温泉(榛名湖周辺と小栗上野介忠順)、おととしは奥鬼怒温泉郷(奥鬼怒温泉郷 加仁湯、サンショウウオの天ぷら!)、その前は知床(知床五湖とキンキ)と、日本国内の小旅行です。蔵王という山はなく、宮城県と山形県の県境にある山々の総称を「蔵王」と呼ぶようです。天気予報は曇りのち晴れでしたが、山形駅からバスで到着した出発地点の刈田駐車場は雨と霧、しかもみぞれ混じりの雨でした。雨の中をお釜まで歩き見学。その後、あまりに寒いのでトレッキングを諦め、レストハウスで山形駅で購入した牛肉弁当と山菜蕎麦、そしてビールを飲みながら1本しかない午後1:00発のバスを待っていました。ところが、山の天気は変わりやすく、霧が晴れ、雨が小雨に。2時間半程度のコースなので12:30に意を決して出発したのです。みるみるうちに晴れ、写真のように「お釜」もはっきりと全貌を現しました。山の天気は恐ろしいもので、逆だったら簡単に遭難してしまいます。

熊野岳山頂は雲が下に。

右手は地蔵山で中央は目指す蔵王温泉。
先ほどまでの霧とみぞれは何だったのでしょう。


 地蔵山頂駅からはロープウェイで下山しましたが、冬はこれらが樹氷となります。

  蔵王温泉は「わかまつ屋」に泊まりましたが、この宿は「和歌の宿」と呼ばれ、廊下などにたくさんの和歌の短冊があります。実は斉藤茂吉は蔵王の山麓で生まれ、東京に養子に行ったらしいのです。そしてこの宿とは親戚筋。てっきり斉藤茂吉は南青山4丁目の青南小学校近くが生家かと思っていました。

 蔵王温泉のお湯は最高です。酸性が強いのは草津温泉(秋の草津温泉)と同じですが、硫黄が濃い。一日たった今でも膚はかすかな硫黄の匂いがします。源泉の湯の花も購入したので、これからしばらく蔵王温泉を自宅でも楽しめます。


  翌日、バスで山形駅に戻り駅近くの「三津屋」で山形名物の板蕎麦をいただきました。山形市内にはたくさんの蕎麦屋があり、いろいろな味が楽しめるようですが、ここは7:3の藪蕎麦系の蕎麦です。個人的にはもう少し蕎麦の配分が多く、蕎麦の香がした方が好きですが、なかなかおいしくいただけました。山形の蕎麦は銀山温泉(紅葉の銀山温泉と新そば祭り)以来2年ぶりです。
       

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