先週「ためしてガッテン」で鯛のおいしい食べ方をやっていたのに触発されて、旬ではありませんが真鯛(関東の真鯛の旬は10月~5月)を求めて三浦半島の佐島へ行って来ました。
いつもの魚屋さんをウロウロしていると、甘鯛がおいしそう。甘鯛も10月~3月が旬ですが、干物用に3匹購入。茹でたての蛸が並んでおり、小ぶりのものを購入。
真鯛がなかなか見つからなかったので、聞いてみたら生け簀に1匹のみ50㎝ぐらいのギリギリのサイズのものがいました。というのも鯛はあまり大きいとおいしくない。
さっそく戻り、甘鯛を干物開きに。甘鯛は背開きなので出刃包丁でないとつらいのですが、何とか頭も開き戸田塩をふり、とりあえず雨なので風呂場で干しました。日曜は晴れだったので朝早くにベランダに移し半日干して、1夜干しの完成です。甘鯛の干物は鱗をとらずそのまま鱗も食べるようですが、魚屋さんで聞いたら鱗は取った方が良いとアドバイス。京都などの本場で甘鯛の干物を食べていないので、今回は佐島の魚屋さんのアドバイスに従いました。
まずは定番で真鯛は湯引きした皮付きの刺身(右が厚切り、皿に乗り切らない量)。骨で出し汁をとった茶わん蒸し。鯛を料理したら日本一といわれる小山裕久さんの料理で、鯛のかぶとを酒と少量の醤油のみで5分程度蒸し煮。と真鯛の3品が完成しました。後は薄作りの鯛を鯛茶づけ用に醤油と味醂で漬け込んでおきます。
ちなみに郡上の鮎は鮎の評価コンクール(清流めぐり利き鮎会)で何度も金賞を受賞しており、東京のフレンチシェフ、特にナリサワなどで使われている食材です。岐阜の開化亭(和良の古田等さんの名物中華 開化亭)という独創的な中華を創造する店がルーツで、東京のフレンチ系シェフに和良川(郡上)の鮎が有名になりました。
18歳まで岐阜県の山奥で育ち、20年ほど名古屋に住み、そして東京と流れ着き10年と、「山奥」「中途半端な都会」「都会」と移動してきましたが、日本の「海辺」は魚が新鮮でいいな、と思う今日この頃です。
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