2011/08/02

【Japan】石垣島のマグロ、西表島のカヌー、沖縄本島でステーキ


 7/27-7/31まで夏休みで石垣島に行って来ました。今年は日本国内でダイビングをするつもりだったので、最初はトルコと縁の深い和歌山県の串本でダイビングショップを探していましたが、安心そうなショップにメールをしても返事がなく、結局、馴れた石垣島ダイビングとなりました。石垣島の川平湾で体験ダイビングを行ってダイビングに興味を持ち、PADIのアドバンスドを取ったのも石垣島です。石垣島の酸素は10Lに220kg/c㎡程度入れてあり、1回のダイビング時間が40分から50分程度は潜れます(グアムやハワイ島でも同じくらいの酸素がボンベに入っています。ところが、沖縄本島や伊豆半島では10Lで180kg/c㎡程度が標準。30分も潜るとダイビング終了となってしまいます。沖縄本島は慶良間諸島など変化があり楽しいのですが、酸素ボンベの酸素の量が、回転率重視からか少ないのです)。

 いつも石垣島でお世話になっているダイビングショップは「ライオンフィッシュ」というところですが、家族経営で親切で安心できます。今回は2年ぶりのダイビングでしたので、馴れるまでワイフと私の二人に1名のインストラクターがついてくれました。ダイビングは午前に2回、午後1回ぐらいのペースなので、昼のランチは船上で食べます。サンドウィッチのような軽食を出すところが多いのですが、ここはおにぎりにおかずと汁物と普通の日本食を出してくれます。これもありがたい。


 7/28、29日はダイビングで石垣港から出発。港で尖閣諸島で中国漁船に衝突された海上保安庁の船を発見。


 今回のダイビングではじめてライオンフィッシュ(動画)を海底で発見。かなり老いていますが、もののけ姫に出てきた「もののけ」のような模様で迫力があります(こちらを向いていないのが残念)。

 ダイビング2日目にマンタスポットに潜り3枚のマンタを見ました。マンタはハワイ島で夜30匹ぐらいが餌を捕食する様子(ハワイ島のマンタと満天の星空)を見たことがあるため、それほど感動はありませんでしたが、悠々と泳ぐ姿は宇宙船のようです。

 さて、石垣島にはもうひとつの楽しみがあります。
 それはマグロです。5月から7月は本マグロ(黒マグロ)の小さいもの、夏場はキハダマグロ、秋からビンナガマグロと、おいしいマグロが食べれます。小型の近海ものなので、中トロとか大トロでなく、赤身のマグロの身がプリプリでおいしいのです。まるで取れたての鯛のような食感で、朝とれたマグロを刺身にしないと味わえないおいしさです。
2年前に石垣島のマグロを食べてからもう他の赤身は食べれなくなるぐらい記憶に残るものでした。


 今回も到着日27日にタクシーでマグロのおいしい店を紹介してもらい、そのうちの1件「海人居酒屋 源」を訪問。さっそくマグロとこの店のお勧めのカツオを注文しましたが、マグロは今ひとつ、しかしカツオが信じられないぐらいおいしいのです。これも朝とれたものだと思いますが、プリプリのカツオの刺身は最高だったので、写真を撮り忘れてしまいました。この店にはカツオの心臓の刺し(写真)があるというので注文。このコリコリ感とさわやかな味も驚きです。


 また、近海魚のヒメフエダイ(地元ではミミジャー)のマース煮を注文。塩だけで魚を煮る習慣は沖縄地方にしかないと思いますが、マース煮は魚本来の味を引きだし、やさしい煮つけで
す。

 28日はダイビング初日で、お腹ペコペコで「居酒屋 ゆんた」へ。ここのマグロはおいしい。厨房に何マグロが聞いたら「トンボ」(ビンナガマグロ)と言われましたが、夏の季節はキハダではないかと。それにしてもプリプリです。


 そして、29日は石垣島で一番有名なマグロ専門店の「ひとし」を訪問(要予約)。マグロとウニのプレートを注文。ゆんたのマグロほどではないが、プリプリ感がたまらない。


 ここではマース煮でなく近海魚(ヒメフエダイ)の煮魚を注文。このまろやかな甘さは泡盛と黒糖から来るのか、東京で出したらすぐに売り切れでしょう。

 27、28、29日とマグロを求めて街を彷徨いましたが、石垣島の本マグロの旬は5月、6月頃なので、次回の石垣島ダイビングはその頃に計画したいものです。


 30日は石垣島から西表島に船で移動し、カヌーを経験しました。長良川下流や石垣島でもカヌーを経験したことがありますが、今回はカヌーで川を上り、途中から川を登り滝止めで昼食をとるアドベンチャーコースです。往復12㎞のコースなので体力を使います(西表島の住民の90%が移民。現地の人でなく、他の地域から移住した人らしいのですが、産業のない島ではダイビングやカヌーアドベンチャーなどの観光業が盛んです)。


 31日は沖縄本島に移動し、美ら海水族館を見学しました。ジンベイサメはでかいでかい。これをダイビングで見たら最高でしょうね。


 最後の夜はステーキハウス88の輸入牛の赤身ステーキ300gをいただきました。霜降り肉は苦手ですが、赤身なら400gでも食べれたかも知れません。

 ダイビング、カヌー、マグロ、赤身のステーキと充実した5日間でしたが、台風もすれ違いで助かりました。