2016/09/10

【Japan】小田原城とういろう


 9月9日は、NHKの「軍師 官兵衛」「真田丸」で小田原城の北条氏にまつわる話が多かったので、車で通り過ぎたことしかない小田原城をじっくり見てみようと訪れてみました。


 生まれ故郷の八幡城(刃物会館でミソノモリブデン鋼を購入、そして青山のルーツの郡上八幡へ)は吉田川を見渡し、岐阜城(岐阜城からの天下布武と紫陽花)は長良川を見渡す城ですが、小田原城のように海(相模湾)を見渡す城ははじめてです。遠くは舞鶴半島、山側は箱根山系と丹沢山系に囲まれています。




 城の堀や燃えにくくするための銅門、あるいは土嚢による防御など、城を囲むセキュリティーも万全のようですが、全長9kmに及ぶ総構えは中世のヨーロッパの街を囲むセキュリティーの考え方と同じで、武田信玄も上杉謙信も攻めることができなかったものです。


 ういろう、というと名古屋の名物かと思っていましたが、ういろうは薬のういろうとお菓子のういろうがあるそうです。小田原の外郎家は京都の元祖外郎家の分家で、薬を製造していたので、看板は写真のように薬屋ですが、店内ではお菓子のういろうが販売されています。

 「外郎家の薬のためういろうと呼ばれました。室町時代から作られ、武士、公家、宮中、幕府で用いられました。これは日本で最初の製薬とされています。江戸時代になり、東海道を通る人々が必ずと言っていいほど「ういろう」を求めました。印籠に納めて道中の常備薬にしたり、みやげにしたりしたのです。そのため全国に広まりました。」 外郎についてのうんちく

 小田原のういろうは名古屋のものとは違い羊羹とすあまを足したような感じです。


 帰路では鶴巻温泉に立ち寄り、横浜でトラジの焼肉を食べ帰ったのでちょっとした日帰り旅行になりましたが、やはり現地赴くと「ういろう」のように新しい発見もあり楽しいものですね。


 ちなみに、小田原生まれの二宮尊徳にちなんでか小田原城の敷地内に二宮神社がありますが、二宮金次郎の像の近くで仕事のメールをスマホで確認していたら、スマホを見ながら歩くおじさんに「ポケモンGOをやっているのですか?」と声を掛けれてしまいました。
 現代の二宮金次郎はスマホを手にしているのかも知れませんね(笑)