11月10日、11日と丹沢の大山にトレッキングに行きました。天気予報では午後12:00からは雨になる可能性があるということだったので、大山ケーブル駅の始発9:00に間に合うように自宅を出発し、阿夫利神社に到着しました。紅葉はもう1週間ぐらいで本格化する感じでしたが、一部のもみじは綺麗でした。
できるだけ午前中に大山山頂に到着し、早めに下山をしようと、急ピッチで急な階段を登りだしました。1時間ほどすると強風が木々を揺らし、手元の時計で気圧を測ると906ヘクトパスカル。しかもどんどん下がりそうな勢いだったので、このまま進み登頂しても雨が少しでも降ったら風と濡れた衣服でとたんに冷たくなる可能性が高いと、下山を判断しました。
半袖半ズボンのボーイスカウトの子供の団体や、年配の団体の方々が登る中下山しましたが、大山は昔から霊山で江戸のお参り感覚の山で、地元でも慣れ親しんだ山なので、彼らは登頂継続をして行ったのでしょう。おそらく雨になればカッパを着て濡れるのを防ぐのでしょうが、風が強いので強烈に寒いはずです。
私たちは以前、夏の至仏山(至仏山と萩原朔太郎)での雨に濡れたときの風の冷たさの経験から下山を決めました。本来は別の天候に恵まれた日にトレッキングをすればいいのですが、実はもうひとつの目的もあったのです。
最初の写真はボタン鍋(猪鍋)。
前回の大山登山で偶然見つけた宿(丹沢大山と小林多喜二)のボタン鍋が美味しくてそれを食べるのも今回のトレッキングの大きな目的でした。
阿夫利神社まで下山してみると風もなく、高度800m付近の風は何だったんだろうという天気です。ボタン鍋まで時間があるので、車で1時間ほどの新江の島水族館まで移動し、購入した弁当を食べることにしました。
荒れた大山から一気に海辺へ移動しましたが、大山付近は相模湾(車が湘南ナンバー)に近い。2時間ほど水族館で楽しんだ後に再び山側の七沢温泉に移動し、温泉で筋肉をほぐし、ボタン鍋の登場です。
後で追加を頼めるか聞いたら、板長が帰宅するので、今頼んで欲しいとのこと。
二つ返事で注文し、ボタンの花は二つになり、甘めの味噌とこの季節のジビエ、イノシシを楽しみました。酒のつまみにもいいし、最後のご飯にも合うので、満腹、そして大満足。
翌日はペンシルロケット発祥の地を訪ねました。
翌日はペンシルロケット発祥の地を訪ねました。
まずは荻窪の富士精密の荻窪工場跡地(桃井3丁目)。ここでは燃焼実験などからペンシルロケットの基本形が作られました。
その後、国分寺の新中央工業の国分寺工場(戦前の銃工場跡地)で、荻窪で形作られたペンシルロケットは発射実験が行われました。
その意味、
『小さいながらもロケットのもつ基本要素をもち、一通りの飛翔性能を持っているために、計画、試作、生産、試験、飛翔実験の全分野にわたって、ロケット工学にはどんな問題点があるかを学ぶことができるであろう。例えば屋外の飛翔実験に何名の人員と、いくばくかの費用がかかるかを、私共は実際に知ることができたのであって、これがペンシルの狙いであった。』
5、鹿児島 内之浦ロケット発射場(内之浦宇宙空間観測所と知覧)
4、秋田 道川ロケット発射場(乳頭山と道川ロケット実験場)
3、千葉の東大生産技術研究所(未訪問、特にモニュメントなどない)
2、国分寺ロケット発射場跡地(今回訪問)
1、荻窪ロケット発射場跡地(今回訪問)
国分寺ロケット発射場は住宅地として譲渡されることになり、代替として千葉の東大生産技術技術研究所に船舶工学科の残した水槽があり、そこで水平発射実験が行われることになりました。その後、発射場は秋田の道川に移ったので、千葉以外はすべて訪問したことになります。
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