2014/05/18

【Japan】明治神宮と筑波山、第2次プリミティブな日本の自然

 5月17日は天気も良く、都内の新緑も綺麗だったので、渋谷で買い物帰り、明治神宮に立ち寄ってみました。


 それにしても、明治神宮前の楠の新緑は圧巻です。屋根の向こうに新宿のドコモの塔があるのも面白い構図ですね。ついでに、菖蒲の花はまだでしたが、500円を払い御苑に入ってみました。

 清正井(加藤清正の掘ったと伝えられる井戸)。

近くによると、確かに水が湧きでています。

近所の紫陽花(もうすぐ紫陽花の季節)。

 都内で新緑を楽しみ、日曜(18日)は麻布十番の竹の湯(黒湯温泉)でも行こうかと思いましたが、近所の江戸っ子が46℃のお湯でも「ぬるい」とリクエストし、店主が「さらに沸かす」のでゆっくり入ることができないことを思い出し、行くのを辞めました。ならば、電車で近くの温泉へでも行こうかと、弘法山でも登って秦野の鶴巻温泉でもと思いましたが、混雑する気がして、

「そうだ筑波山、行こう。」

と、筑波山を目指すことにしました。
 
 以前、筑波山に冬に登ろうと計画したとき、都合が悪くなりキャンセルしたことがあり、今回がはじめて。朝早く6:30に地下鉄に乗ったら、つくばエクスプレスとバスで8時30分には筑波山の入り口に到着します。

筑波神社で登山の無事をお参り。

登山道は整備され、ブナと杉の雑木林を歩きます。

弁慶七戻り(偶然石が挟まっている)

 
1時半ほどで女体山山頂(にょたいさん)へ到着。
遠くは霞ヶ浦(蝶3匹+1匹が右上に)。

 ロープウェー駅はピラテゥス山ロンドン、ルツェルン、メンヒヒュッテ、アイガートレイル)の駅に雰囲気が似ている(笑)。
つくばうどん(月見)のランチをいただく。

男体山(なんたいさん)から富士山方面を眺める。

帰りはロープーウェイで下山。
筑波神社で筑波山名物「ガマの油」の実演販売中。

最後は、「雲上の湯」でストレッチ。
眺めがいいので気分爽快。

  麻布十番の温泉が筑波山の温泉になってしまいましたが、明治神宮も、筑波山も、新緑が眩しいぐらいに輝いていました。日本の自然は開高健の表現によると「第2次プリミティブ(Primitive)」。
 
 だからこそ、美しい... 新緑に癒された休日でした。

 「私が、あっちゃこっちゃ釣り歩いて、魚釣りをした経験でいくと、魚釣りはプリミティブの度合いを探求する一番のいい方法のようなもんなんですがね。アマゾンとかあぁいうんは後退する一途!
 アラスカとかカナダとか住民が発達していて、民度が「魚を保護する」「大事にする」「自然を守る」という精神のある、自然の豊かな先進国ほど、プリミティブな自然が残されている。
 それはプリミティブとは言えない、人間が捕らないとか、放してやるとか、保護するとか、ふ化場を設けるとか色々努力したあげくの、それですから。

 いわゆる第1次プリミティブと言うよりは第2次プリミティブみたいなもんだけれどもインドネシアとかタイランドとかアマゾン、これらの国では第1次プリミティブが滅びたとたんにダメになってしまう。第2次植林しているまもなく、日光に焼けて木がただれてしまう。だからこの人が嘆くみたいにもうアマゾンがアカンという事になってくる。

 一種の倒錯現象ですわ。文明国であるほど自然があるということは! 」
                                           By 開高健(カナダ釣行 BS NHK)

0 件のコメント:

コメントを投稿