2022/06/12

【Japan】伊能忠敬と佐原の街並み

  6月11日はマイクロツアーで千葉県の佐原を訪れてみました。5月下旬から6月中旬だけ運行する「特急あやめ祭り号」のおかげで、秋葉原から90分で佐原に到着します。

 チーバくんがお出迎え



 ウォーキング開始を開始し、まずは伊能忠敬像を目指しました。ご存知のように、彼は50歳を超えてから新しいことに挑戦した人物として有名です。
 


 佐原諏訪神社のホームページに領内鎮護の神として長野県諏訪大社より勧請とあるので、出雲大社の系列だと思います。
 

 佐原公園にある展望台からは水郷佐原が一望でき、遠くは利根川まで見通せます。




 次は忠敬橋を目指し街なかを歩くと、土蔵を使った床屋、酒蔵、日本最古の薬局など、古い商店が並びます。




 少し早めの昼ごはんは、有名な「長谷川」でうなぎ。佐原は利根川水系の水郷のため、小さい町の割に半径300mほどの中に有名なうなぎ屋が本店だけでも3件あり、うなぎを出す店となると、数え切れません。
 長谷川のうなぎは蒸しを入れないパリッとした焼きに、それほど甘くないタレのうなぎ蒲焼です。創業天店舗2年(1831年)の歴史の店ですが、店内には力道山の「努力」が掲げてありました。
 

 忠敬橋からの風景はまるで江戸です。埼玉県川越市の町並みも小江戸と呼ばれていますが、佐原は千葉の米や醤油を船で江戸に運び、江戸の商材を千葉に運ぶ流通の拠点だったため、川を中心にした街並みが江戸の活気まで想像させます。

通りの民家の玄関先で変わった紫陽花を発見



 伊能忠敬記念館を拝観しましたが、驚いたのは瀬戸内海にある500もの島の測量も行ったことです。



 伊能忠敬記念館の川を挟んで伊能忠敬の住居もあります。婿養子になった伊能忠敬は優秀なビジネスマンで、本業の酒造業に加え、お米を含む穀物の取引や店賃貸などの不動産業にも取り組み、江戸で薪炭問屋を経営したり金貸業も手がけたりして事業を拡大させた多角経営を行っていたようです。




 利根川に流れ込む小野川には「舟めぐり」があります。ゆったりとした流れの浅瀬を往来するので、観光気分が高まります。途中、荷揚げ場があり、江戸時代の街の賑わいが浮かんできます。荷揚げ場は100箇所を超え、病院も川沿いに4箇所ほどあったというので、船での物流は怪我や病気が多かったのでしょうか。

名物サツマイモチップ



 最後に佐原にある2件の酒蔵を見学し、味醂と地酒、どぶろくなどを買い込み佐原観光はお終い。


 佐原の江戸情緒のある街並みは日帰りで十分楽しめます。行きも帰りもチーバくんが駅で観光客を歓迎するほど、千葉では重要な観光地なのでしょうね。

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