2010/09/16

【Japan】ヴェルニー記念館と柴漁港


 週末の9/12日は群馬郡権田村の小栗上野介忠順の終焉の地(榛名湖周辺と小栗上野介忠順)を訪れた続きで、横須賀製鉄所の跡地を訪れました。幕末の動乱の最中にレオンス・ヴェルニーさんというフランス人技師がプロジェクトマネジャーで建設されたものです。横須賀駅のすぐ近くにヴェルニー公園、ヴェルニー記念館があります。オランダ製の巨大なスチームハンマーが展示されていますが、窓からは海上自衛隊の船や潜水艦が見え、造船や修理を目的にしたヴェルニーさんの意思はそのまま引き継がれているようです。灯台建設や、長崎造船所の建設にも携われたようです。一緒に働いたポール・ブリュナ技師は富岡製糸場を設計し、日本の輸出産業の基礎を築きあげました。

 当時、薩摩からすれば幕府はフランスを、幕府からすれば薩摩はイギリスをと、英仏の対立から日本が分割コロニーになるのではないかと危惧はあったと思いますが、少なくともヴェルニーさんたちの仕事をみると、日本が自前の運営能力を持つまでの水先案内人の使命を全うしています。

 その後、金沢八景でお鮨をいただき、柴漁港の直売所(梅雨イサキと柴漁港の魚市場)で、ヒラメ、カワハギ、アナゴ、小イカ、まめ鯛を買い込み、ヒラメの半身は刺身、残りはコブ〆で翌日へ、カワハギは刺身を肝醤油で、アナゴ、小イカは天ぷら、まめ鯛は干物と、おいしくいただきました。
          

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