毎年、夏の終わり秋にかけてトレッキング(登山)をします。昨年は9/30日に至仏山(
至仏山と萩原朔太郎)に、今年は焼岳を選びました。焼岳は松本から上高地までバスで移動し、そこから登頂しますので、東京からは前泊し早朝出発でないと難しい山です。9/9日に会社を休み「中の湯温泉」まで移動し翌日に備えました。焼岳は中の湯温泉の裏山が登山口のひとつで、そこから登頂し上高地に出るというコースを選びました。ガイドブックでは5時間45分のコース。
早朝7時に出発。雑木林を抜けて森林限界まで登ると焼岳が眺めれます。写真左が南峰(2,444m)、右が北峰(2,393m)で、紅葉もチラホラ。
焼岳は活火山で北峰が登頂できる山頂ですが、頂上に上る手前に噴火口があります。ここまでたどり着くのも大変でしたが、まだ先があると考えると頂上への登頂に躊躇してしまいます。
噴火口付近で一休みし、一気に頂上に上りますが、写真のように大渋滞。ツアーで山登りを行う団塊世代の団体です。山道は細いので団体の人が通り過ぎるまで待つしかありません。
北峰の頂上は360°の展望で最高です。写真は中央は穂高連峰、右は梓川、上高地です。こういうときにパノラマカメラで撮影すると全景が一望できるのでしょうね。
頂上付近には硫黄の吹き出るところがあり、蒸気を出しています。この横をすり抜けて登り降りするのですが、片方が断崖絶壁なので、かなり慎重にゆっくり歩かないと怖いところです。
下山途中に見つけた倒れた看板ですが、下山も勾配が厳しく、恐る恐る歩いて行きます。上高地から登り、「中の湯温泉」に出る逆のコースを歩む人もいるようですが、かなり勾配の厳しいコースです。
焼岳小屋で「中の湯温泉」で作ってもらった昼食を食べ、最後の下山ルートに移りますが、写真のようなハシゴ場がいくつかありました。これは10mのハシゴ場です。焼岳小屋に食料や飲料水を運ぶポーターの人にすれ違いましたが、大変な仕事です。
8時間45分かかり上高地の登山口に到着。そこから「上高地温泉ホテル」まで歩きます。途中振り向くと焼岳が写真のように映っており、ワイフとスイスのルツェルンのピラトゥス山(
ロンドン、ルツェルン、メンヒヒュッテ、アイガートレイル)に似ている、と話しながら、フラフラとホテルの玄関に到着。
このホテルは上高地で唯一の温泉の源泉のあるホテルなので、さっそくストレッチを行い温泉に直行しましたが、予定より3時間オーバー(5時間45分が8時間45分)で、足がガクガクです。標高差をもう少し意識して計画を立てないといけないと反省。
朝焼けの焼岳ですが、モルゲンロートは美しい。【モルゲンロート】Morgenrot{G}朝焼け。朝日をうけて赤く染まること。高山でみる朝焼け。Morgen[朝]。
ホテルのイベントで早朝6時からの散歩があり参加してみましたが、田代池までのコースだったので、二人で途中で抜けて大正池まで歩きました。焼岳の噴火で大正4年に梓川が堰き止められてできた大正池。幻想的な朝の風景です。
さて、朝食を済ませ河童橋
へ。 これは河童橋からの焼岳。
河童橋からの奥穂高。ちなみに穂高岳山荘ではマイナス5°で初氷を観測したそうです。秋がすぐそこまで来ています。
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