2013/07/14

【Japan】夏の尾瀬沼は水芭蕉でなくニッコウキスゲ


 7月12日、13日と大清水から三平峠を越えて尾瀬沼往復のトレッキングを楽しみました。尾瀬は2011年10月以来(尾瀬の草紅葉と「ふきあげ」の秋の味覚)ですが、今回は鳩待峠から入るコースでなく、大清水からの峠越えの健脚コースを選びました。

 大清水から長い砂利道から山道に入ると、すぐに渓流の横を通ります。この渓流の音と、木陰の涼しい風は東京の寝苦しい夜を忘れさせてくれます。


 2時間半ほど整備された(急な)階段が連なる山道を歩くと、標高1762mの三平峠に到着。


 登り道はこれで終わり、尾瀬沼に向かって下ると、道を横切る小川で岩魚の子供を発見。


目的地の尾瀬沼ビジターセンターに到着。遠くに見えるのは燧(ひうち)ケ岳。尾瀬の山は至仏山(至仏山と萩原朔太郎)には登ったことがありますが、燧ケ岳には挑戦していません。おそらく2泊ぐらいの予定を立てないと難しいでしょう。


 特にダルマ弁当が食べたい訳ではありませんが、毎年、食べた後の弁当箱を貯金箱にしているので、わざわざ途中高崎駅に車で立ち寄り購入しました。


 尾瀬沼周辺は7月から見頃になるニッコウキスゲが咲き始めていました。これから7月一杯は黄色の花が尾瀬を覆い、秋には芝もみじが紅葉します。

「夏の思い出」

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径(こみち)
水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよと
ゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている
夢みて匂っている水のほとり
まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空


 この詩は誤りで、夏はニッコウキスゲ。水芭蕉は5月下旬~6月下旬までです。


  帰り道で見つけたクワガタのメス。自然に歩いているを見るのは久しぶりです。


  全6時間の行程を終え、尾瀬の常宿「ふきあげ」に到着し、さっそく温泉でストレッチ。
 戸倉温泉はヌルヌルの美人の湯系のお湯が気持ち良く、春に摘んだいろいろな山菜も楽しめます(写真の右側はほとんどが山菜)。
疲れた身体も温泉でほぐれ、涼しい空気とおいしい山菜、言うことがありません。
 その他、群馬ではお決まりの舞茸の天ぷら、ナスのグラタンなどもおいしい。

  翌日はゆっくり起きて、近くの日光白根山のロープーウェイに登りました。小雨の中足湯に入りましたが、気温15℃で寒いくらいです。
 ロープーウェイ山頂駅から日光白根山の頂上まで2時間半、帰りが2時間と往復5時間弱の登山コースもあります。

「燧ケ岳」
「日光白根山」

と、今回のトレッキングで2つのコースを見つけ、さらに川辺で渓流の音を聞きながら泊まれそうな白根温泉の「加羅倉館」という宿も見つけました。

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