2012/01/16
【Japan】開拓した西麻布周辺の5件の鮨屋
東京にはおいしいと言われる鮨屋はたくさんありますが、私たちが、たまに訪れる西麻布周辺の鮨屋をご紹介したいと思います。
西麻布には小泉純一郎さんがよく訪れる鮨屋など、こじんまりとした隠れ家的な鮨屋が多いです。どの店もおいしいので、ついつい同じ店に通い続けてしまった結果、ここでご紹介する鮨屋に全部行くのに4年ほどかかってしまいました。
一番よく通ったところは、「笄鮨」で、値段もリーズナブルでおいしく、近所の人が通う西麻布2丁目の鮨屋です。 この店の特徴はご飯の粒と空気のバランスが大変よく、小ぶりのシャリがおいしい。どの店もそうですが、ネタの仕入れは豊洲市場のカレンダーに準拠しています。
同じ西麻布2丁目の「拓」という鮨屋もおいしい店で、ワインソムリエがワインを合わせてくれるのが特徴です。大将は久兵衛ご出身で穴子はふんわり、ウニは産地毎に出てきます。
西麻布4丁目の「真」もおいしい鮨屋です。ここの特徴は江戸前の伝統的な赤酢を利用しているところです。赤身のマグロがおいしいので、江戸前らしい鮨を目指している店なのかも知れません。以前は雑居ビルの2階でしたが、最近、日赤の近くに引っ越しをしたようです。
同じ西麻布4丁目の「 すし匠 まさ」もおいしい鮨屋です。地下のお店なのでミシュランなどには選ばれないかも知れませんが、昆布〆、炙りなど手をかけたネタが特徴。特にイクラは驚きです。大将は四谷のすし匠のご出身。
最後に西麻布ではありませんが、西麻布2丁目から近くの南青山3丁目の「海味」です。訪れたのは最近の2012年1月12日。30数年前からここにあるらしいので古い店で、7年前に改装したそうです。写真は海味のウニですが、海苔の軍艦巻きより、そのままシャリで握ってある方が味わえますね。
西麻布は5年ほど前から鮨屋が増え、味の水準が一定以上あるので、どの店でも満足することができますが、ここでご紹介した5つの鮨屋は私的には、「西麻布5大鮨屋」のような位置付けです(いずれも要予約)。
2011/11/29
【Japan】串本のエルトゥールル号事件とトルコ
11/25、26と和歌山県の串本に行きました。現在のトルコは中東地区におけるリーダー的存在になりつつあり、オスマン帝国時代の再来のような勢いがあります。これはガザ支援船をイスラエルが強襲したり、ダボス会議でトルコのエルドアン首相がペレス大統領と堂々と渡り会ったことがきっかけになりました。
「世界一の親日国」と言われるトルコが親日になった理由のひとつに、和歌山県串本におけるエルトゥールル号事件があります。それがイラン・イラク戦争時のテヘランからのトルコ航空による日本人救出につながったということも日本ではほんとんど知られていません。
串本は羽田から南紀白浜空港までは飛行機、その後はレンタカーで1時間ぐらい海岸沿いを走るのが便利なコースです。
太陽の光が暖かく、穏やかな夫婦波。紀伊半島は沖には黒潮が流れ、関東に向かう多くのタンカーが航行します。
途中、串本海中公園に立ち寄り、水槽を覗き込むとフエフキダイが泳いでいました。沖縄ではこれをマース煮にして食べる高級魚です。
ウミガメの水槽の出口にウミガメを触ってもらうように飼育員の方がいました。アカウミガメを手の平に乗せましたが、親切に説明をしていただき、ホスピタリティーに溢れています。
ここには海中展望塔もあり、水中の様子を眺めれるのですが、紅海のエイラットに行ったときに同じような海中展望塔で、沖縄やグアムなどと種類の違う紅海のサンゴを見て驚いたことを思い出しました。
海中展望塔の周りのグレ(メジナ)。餌付けされており通常岩場にいるグレが群れていました。ここでも入館の受付の人が丁寧に海中展望塔の近くに3年前ウミガメが来たとか、今年は沖のダイビングスポットでジンベイザメが出たとか、親切です。
本州最南端の潮岬です。潮岬灯台は日本の灯台の父、英国技師のブラントンさんがフランスのヴェルニーさんの指導で設計したものとありました。ヴェルニーさん(ヴェルニー記念館と柴漁港)といえば小栗上野介が横須賀製鉄所設計のため日本に招いた人です。
その日に宿ヒル・トップ和田金の石焼き。豪快な漁師料理で量が多く食べきれません。豪華なホテルではありませんが、温泉は家族風呂でゆっくりと落ち着いて過ごせる小さな宿です。
串本はペリーが浦賀に来航する62年前に米国のディ・ワシントン号が来航したらしく日米修好記念館があります。この写真は屋上からの夕日。
トルコ記念館に売っていた「トルコ 世界一の親日国」(森永尭 著)より、
『串本町は、本州最南端に位置する、奇岩の多い極めて美しい海岸の町である。有名な民謡串本節「ここは串本、向かいは大島」で謡われる、優しい人々が住む町なのだ。トルコに関心のある日本人は、先ずこの地を訪れるようお勧めする次第である。』
「世界一の親日国」と言われるトルコが親日になった理由のひとつに、和歌山県串本におけるエルトゥールル号事件があります。それがイラン・イラク戦争時のテヘランからのトルコ航空による日本人救出につながったということも日本ではほんとんど知られていません。
串本は羽田から南紀白浜空港までは飛行機、その後はレンタカーで1時間ぐらい海岸沿いを走るのが便利なコースです。
質素なトルコ記念館の建物。
日本とトルコ友好のシンボル。
トルコ記念館に売っていた「トルコ 世界一の親日国」(森永尭 著)より、
『串本町は、本州最南端に位置する、奇岩の多い極めて美しい海岸の町である。有名な民謡串本節「ここは串本、向かいは大島」で謡われる、優しい人々が住む町なのだ。トルコに関心のある日本人は、先ずこの地を訪れるようお勧めする次第である。』
2011/10/27
【Japan】下野昌平さんの広尾ア・ニュ
10/26日はワイフの誕生日なので、広尾のア・ニュというフレンチレストラン に行きました。ここの下野シェフはワイフのフレンチの師匠で、おいしいと評判のシェフです。後で経歴を知りましたが、西麻布三丁目のル・ブルギニオン(久しぶりのフレンチ ル・ブルギニオン)にも勤めていたようです。西麻布、広尾近辺は知人のシェフの知人は知人、というように狭いですね。
フレンチのレストランはとにかくワインが高くつくので、なかなか行く機会がありません。どうせ行くならおいしい店をと思いますが、ここはワイフお勧めということで、味は安心、価格は不安という感じの店でした。
メニューは下野シェフに適当に好きなものをお話しし、ひらめきで料理してくれと頼みました。
ボランジェ R.D 1997 ピノノワール65%とシャルドネ35%、ボランジェの超プレステージ・シャンパーニュ。 アドヴォケイト誌/Antonio Galloni氏評価(2008.12):95点 今頃から2015年頃までが飲み頃らしい。
フォアグラ&トリュフ乗せキノコのリゾット フォアグラの上のカツオ節状のトリュフと泡に包まれているベーコンの香り。キノコ(マッシュルーム)のソースの旨みに絡む噛み応えのあるスペルト小麦。それぞれが自己主張の強い素材だけど決してケンカはせず美味しい。
アマダイのキノコスープ仕立て アマダイの皮がパリッパリなのに身はしっとり。キノコのスープは薄味でお出汁の香りぷんぷん。なのにアマダイの身の甘さを決して壊さない。アマダイは鱗がおいしい。
一皿一皿が素材を活かした料理でおいしい。
それにしても料理は難しいと思います。一杯の味噌汁でも最初の一口より、飲み終わった後で振り返る印象がおいしさを決めます。
今回の料理コースは下野シェフのひらめきで作られていますが、音楽でいうLPアルバム(古い)のように、表面のはじめから裏面の最後までのバランスはあまり意識されていないかも知れません。
これが全体を通して意外性を織り交ぜたひとつの主張に貫かれたらすごいコース料理になるのでしょうね。ル・ブルギニオンもどちらかというとアラカルトが得意なので、そういう意味では共通しています。
それにしてもこういう料理は年に何回も食べれないので、次は来年か(笑)
ワインはもちろん、こういうコクのあるシャンパーニュもはじめてなので、おいしくいただきました。
フレンチのレストランはとにかくワインが高くつくので、なかなか行く機会がありません。どうせ行くならおいしい店をと思いますが、ここはワイフお勧めということで、味は安心、価格は不安という感じの店でした。
メニューは下野シェフに適当に好きなものをお話しし、ひらめきで料理してくれと頼みました。
アヴァン・アミューズ
洋ナシのシャンパーニュ・カクテル
鶉の温泉卵とじゃがいものアミューズ、これは傑作です。
何だか忘れましたが、中にキャビアがたっぷり絡まった味。
アワビが中に隠されている。
サワラ生の表面を少し焼いてある。タピオカも転がっている・・
マッタケのフリット。
タルタルソースはマツタケの香りを消すので不要。
ジビエのキジと栗のヴルーテ。
山になってないモンブラン。
ル・ブルギニオンに似ている。
誕生日用フルーツ盛り合わせ。
一皿一皿が素材を活かした料理でおいしい。
それにしても料理は難しいと思います。一杯の味噌汁でも最初の一口より、飲み終わった後で振り返る印象がおいしさを決めます。
今回の料理コースは下野シェフのひらめきで作られていますが、音楽でいうLPアルバム(古い)のように、表面のはじめから裏面の最後までのバランスはあまり意識されていないかも知れません。
これが全体を通して意外性を織り交ぜたひとつの主張に貫かれたらすごいコース料理になるのでしょうね。ル・ブルギニオンもどちらかというとアラカルトが得意なので、そういう意味では共通しています。
それにしてもこういう料理は年に何回も食べれないので、次は来年か(笑)
ワインはもちろん、こういうコクのあるシャンパーニュもはじめてなので、おいしくいただきました。
2011/10/05
【Japan】尾瀬の草紅葉と「ふきあげ」の秋の味覚
10/1、2は尾尾瀬ヶ原の草もみじを観賞に尾瀬に行って来ました。朝5時に自宅を出て鳩待峠を9時に出発。尾瀬は2008年に尾瀬ヶ原と尾瀬沼(5月でも雪があり、アイゼンが必要な三平峠)、2010年に至仏山(至仏山と萩原朔太郎)と3回目の訪問です。
写真は至仏山を尾瀬ヶ原から眺めたものですが、紅葉が始まっており、あと1週間もすれば尾瀬ヶ原の周辺の山々は紅葉真っ盛りでしょう。
2011/09/14
【Japan】焼岳のモルゲンロードと霧の大正池
毎年、夏の終わり秋にかけてトレッキング(登山)をします。昨年は9/30日に至仏山(至仏山と萩原朔太郎)に、今年は焼岳を選びました。焼岳は松本から上高地までバスで移動し、そこから登頂しますので、東京からは前泊し早朝出発でないと難しい山です。9/9日に会社を休み「中の湯温泉」まで移動し翌日に備えました。焼岳は中の湯温泉の裏山が登山口のひとつで、そこから登頂し上高地に出るというコースを選びました。ガイドブックでは5時間45分のコース。
早朝7時に出発。雑木林を抜けて森林限界まで登ると焼岳が眺めれます。写真左が南峰(2,444m)、右が北峰(2,393m)で、紅葉もチラホラ。
このホテルは上高地で唯一の温泉の源泉のあるホテルなので、さっそくストレッチを行い温泉に直行しましたが、予定より3時間オーバー(5時間45分が8時間45分)で、足がガクガクです。標高差をもう少し意識して計画を立てないといけないと反省。
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